『Anticancer Research』に尾﨑陽二郎先生(熊本大学泌尿器科大学院3年)の症例報告が掲載されました
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尾﨑陽二郎 先生(令和2年熊本大学泌尿器科入局、現大学院3年生)の症例報告英文論文が Anticancer Research に掲載されました。山鹿市民医療センター、細胞病理学講座、当科との共同研究で症例報告ながら病理学的・免疫学的に深掘りして考察しております。
Ozaki Y, Imafuji J, Uekawa A, Ibe Y, Zhao S, Yamada R, Nakamura K, Murakami Y, Yatsuda J, Beppu T, Komohara Y, Kamba T.
Anticancer Res. 2026;46(6):3523-3531.
以下は要約となります。
本論文は、SGCs(合胞体様巨細胞)を伴うccRCCの皮膚転移症例を報告し、SGCsが腫瘍細胞由来であること、さらに免疫“COLD”領域に限局して存在することを示し、SGCsが以下のような意義を持つ可能性を示唆しています。
- ccRCCにおける終末分化型の腫瘍細胞亜型である
- TGF-βを介して局所的な免疫抑制性ニッチを形成する
- CD8陽性T細胞浸潤の乏しい免疫“COLD”領域の形成に関与する
- 免疫チェックポイント阻害薬抵抗性や進行性ccRCCのバイオマーカーとなる可能性がある
ただし、本研究は単一症例の報告であるため、SGCsの臨床的意義や免疫逃避への機序を明らかにするには、今後より大規模な症例集積と機能解析が必要です。
