原 千瑛(H25)

大学院博士課程の原と申します。大学院生として基礎の教室で研究を始めて、1年が経ちました。それまでは、泌尿器科医として臨床の場で患者さんの治療にあたっていました。医療は日々進歩しており、医師として常に新しい知識や技術を取り入れていかなければなりません。その上で、基礎研究では臨床の場だけでは得ることのできない視野や考え方を身に付けることができると考え、大学院進学を希望しました。大学院に進学すれば、数年間臨床からは少し離れることになります。特に外科医としては手術からしばらく離れることに不安はあり、大学院進学の時期などに迷いもありました。しかし、医師としての長い人生において、大学院で学び研究する経験は貴重であり、必ず自分自身のプラスになるだろうと考えております。

この1年、今までの臨床医としての知識はほとんど役に立たず、何もかも未知のことばかりで、正直大変でした。指導医の先生方に1から丁寧に教えて頂き、皆さんに支えられて毎日を過ごしています。感謝の気持ちでいっぱいです。これからも日々邁進して参りたいと思います。