『Molecular Oncology』に論文が掲載されました!(原 千瑛先生)
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原 千瑛 先生の熊本大学大学院生としての研究成果が『Molecular Oncology』に掲載されました。ご指導いただきました熊本大学分子遺伝学講座の尾池雄一 先生、門松 毅 先生に心から御礼申し上げます。
本研究では転座型腎癌マウスモデルや細胞株を用いて、腫瘍細胞由来のANGPTL2がα5β1インテグリン受容体経路を活性化することでIFNγにより誘導される腫瘍細胞のMHC-I発現を抑制する結果、CD8陽性T細胞による抗腫瘍免疫への感受性が減弱し腫瘍の免疫逃避および増殖に一役買っていることを示しています。ご興味のある先生方はご一読ください。
ANGPTL2-mediated epigenetic repression of MHC-I in tumor cells accelerates tumor immune evasion.
Kadomatsu T*, Hara C*, Kurahashi R, Horiguchi H, Morinaga J, Miyata K, Kurano S, Kanemaru H, Fukushima S, Araki K, Baba M, Linehan WM, Kamba T, Oike Y. (*equal contribution)
Mol Oncol. 2023;17(12):2637-2658.