『Cancer Science』にオンライン掲載されました!
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熊本大学国際先端医学機構 馬場理也先生との共同研究論文が Cancer Science 誌に受理されました。
Xp11.2転座型腎細胞癌 (TFE3-RCC) において転座により生成されるキメラ蛋白 PRCC-TFE3 が HMOX1 発現を亢進する結果、化学療法抵抗性を獲得すること、転写因子 TFE3 が認識する DNA配列に結合して転写を抑制する新規薬剤 Chb16 による HMOX1 阻害が TFE3-RCC に対する有効な治療となる可能性を示した論文です。
腎細胞癌の中でも希少組織型である転座型腎細胞癌に対する治療開発につながる可能性のある重要な知見だと考えています。
Targeting chemoresistance in Xp11.2 translocation renal cell carcinoma using a novel polyamide-chlorambucil conjugate.
Funasaki S, Mehanna S, Ma W, Nishizawa H, Kamikubo Y, Sugiyama H, Ikeda S, Motoshima T, Hasumi H, Linehan WM, Schmidt LS, Rickett C, Suda T, Oike Y, Kamba T, Baba M.
Cancer Sci. 2022 Apr 9. doi: 10.1111/cas.15364.